ibayのひとりごと

アラサー男のひとりごとです。誰に向けてと言うわけでもなく思いのままに。

サイクルの終焉

国王杯 バルセロナ 3 - 0 レアルマドリー 

ラ・リーガ バルセロナ 1 - 0 レアルマドリー 

CL レアルマドリー 1 - 4 アヤックス

 

ご存知の通り、直近3試合でレアルは事実上、今期主要タイトルの無冠が確定しました。

 

これは、ある程度予想していたことです。

結果的にはロナウドの不在を埋められなかったのがやはり原因かと思っています。

去年まではロナウドという明らかなフィニッシャーがチームに存在していました。ロナウドが相手の脅威になるからこそ、相手のマークやプレッシャーがロナウドに行き、全体的としてベンゼマ、ベイル、他の選手がゴール前に飛び出して行くことでチームに多くのゴールがもたらされていました。しかし、今年は明らかなフィニッシャーを失い、最終的にゴールを決める役割が誰かわからないままここまで来てしまいました。もちろん、フィニッシャーになるのはベンゼマであることが理想なはずでした。しかし現状、ベンゼマに当てられたボールを散らすので精一杯であり、ベンゼマが散らしたボールをベンゼマがフィニッシュまで持っていくことが難しくなっています。随所にポテンシャルを見せるヴィニシウスも精度、フィジカルやフィニッシュというところではまだまだであり、ゴールに持っていくのは難しそうです。ベイルは怪我が多いのはもちろんですが、全盛期のようなスピードのあるドリブルやフィニッシュの部分は影を潜めてしまっています。アセンシオも怪我をして以降、昨シーズンのような打開力を見せられていません。また、なんとかサイドを崩したとしても、クロスをあげる段階でゴール前に厚みがないことがしばしばあります。これではゴールを決めることは難しいのです。

もともと、マドリーは攻撃こそ最大の防御であることを示し続けているチームであり、守備を固めるチームではありません。そんな中、ゴールを奪える選手がいないことは致命的です。

来季以降はベンゼマからボールを受け取りフィニッシュにまで持ち込める選手を獲得するか、前線を総入れ替えする以外に、マドリーが再び浮上することは不可能だと思っています。

残念ですが、今シーズンはCL出場圏を目指して頑張ってほしいです。